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シャープで容易な粒子設計:フィルミックス® (2011年12月掲載)
フィルミックス®の特徴のひとつに粒度分布をシャープに揃える能力がありますが、周速や処理時間などの攪拌条件を変更することによって、ナノオーダーから数百μmまでの粒子設計をシャープな分布のままに行うことが可能です。
1.ポリマーの乳化処理
図1 150μmへの粒子設計
図2 15nmへの粒子設計
図1、図2はそれぞれ処理の異なるウレタン乳化の事例です。 周速や時間といった攪拌条件や、処方などの界面化学条件の変更を行っておりますが、 どちらも頻度20%を超える非常にシャープな分布を得ることができています。
2.流動パラフィン乳化物の周速による粒子設計
図3 流動パラフィン乳化物の粒子設計
図3は処方や攪拌時間は変えずに周速のみを変更した事例です。 どの周速条件でもシャープな粒子設計を実現できました。 このように、それぞれのサンプルに合う条件さえ見つかれば、容易に粒子設計が可能です。