社報shinko〜親交〜 2017年05月号
ミツバチ通信(10)養蜂やってみ隊1年を迎えて
業務支援部 ディレクター 村野 次男
陽気がよくなり暖かくなってくると、いよいよプライミクスのミツバチたちも活発に活動を開始します。昨年4月に古市さんから「ミツバチを飼ってハチミツを採ろう」との話を聞いたときは、えっ???まあ淡路島の自然の中で養蜂も面白いかも、ということでスタートしました。1年間「養蜂やってみ隊」の活動をしてみて、さらに進化したいとの思いで、今年度の活動の前に昨年度を振り返ってみます。
■2016年度 養蜂やってみ隊メンバー
顧 問:古市尚
隊 長:村野次男
副隊長:荒木利仙、勝久淳二
隊 員:飯田和彦、石部和紀、井上結貴、岡本和真、柏章男、北村貫一、木下典香、侯林涛、竹山弘美、谷祐太郎、中村健二、仁井翔一、藤原正幸、宮尾宏美
■2016年度おもな活動内容とメンバーの感想
1) 2016年4月 ミツバチがやってきた
養蜂をやるとは聞いたけれど本当にやるとは思わなかったので、実際に養蜂箱が到着して本当にやるんだと思った。
2) 2016年5月 ミツバチのお世話スタート
●養蜂箱の内部確認(女王バチは1群に1匹のため、新たに女王バチを出さないように王台を取り除く)
●病気予防のため養蜂箱の掃除
最初は本当に恐々とミツバチに接していたが、だんだん恐怖心もなくなっていった。ミツバチに刺される→刺されても慌てずミツバチを振り払えばよいことを体得。反面、思った以上に自分自身がミツバチに対して恐怖感を持っていることを感じたメンバーも。
3) 2016年6月〜8月 ハチミツ採取
●本格的な遠心分離機を使って、計3回で約30Lのハチミツを採取
ハチミツは売っているものしか知らなかった。実際に自分でやってみると、蜜枠から蜜蓋をナイフで削ぎ、分離機にかけ、ろ過するなど多くの工程があるのを知った。ハチミツが高価なのも納得できる。ハチミツは適宜採取しないと色々な花の蜜が混ざって雑味が感じられる。
4) 2016年8月〜10月 新女王バチの誕生にチャレンジ
●原因はわからないが海側の養蜂箱の女王バチがいなくなる。大ピンチ。山側より幼虫枠を何度も移設して、10月に新女王バチが誕生する。
新女王バチを誕生させることができた喜びや感激、満足感を実感!
5) 2016年10月 病気発生とスズメバチ来襲
●スムシが発生し巣枠がボロボロに
●スズメバチの襲来でミツバチが多く犠牲になり、群のミツバチ数が減ってチョーク病が発生。懸命に木酢液散布でチョーク病を退治
多くのミツバチが犠牲になり哀しい気持ち。それでも、巨大でどうもうな姿のスズメバチを見てからは、ミツバチがよりかわいく感じられるようになった。スムシ、チョーク病など初めてのことを経験して勉強になった。養蜂やってみ隊のチームワークでなんとか乗り切ったことで自信がつく。
6) 2016年11月 みつばちガーデン
●プライミクス プラスと養蜂やってみ隊の共同で、工場の空き地にみつばちガーデンを開墾。春先の花の少ない時期用に菜の花を育てはじめる
もう少し開墾してミツバチのための花を植えたいなど夢がふくらむ。
※3月1日、みつばちガーデンの菜の花が一輪咲く。暖かくなるにつれて次々と咲いていき3月下旬には写真のような黄色の花園に♪
7) ハチミツやミツロウの活用
●本社/工場の社員食堂のメニューに自家製ハチミツ使用の料理が登場
●養蜂やってみ隊の活動後は、ハチミツレモンティやハチミツしょうがを飲みながら反省会
●アロマオイル入りミツロウキャンドル(アロマの香りはあまり……)、ハチミツ入りスキンクリーム(しっとり感あり)、ハチミツバタークリームなどなど新製品開発
ミツロウキャンドルは、最初は点火せず失敗したが、少しずつ工夫してうまく点火したときはメンバーで大感激した。ハチミツ、ミツロウを使った製品づくりで試行錯誤したこともよい経験。今年はハチミツ酒の試作もやってみたい。
※2月の養蜂ミーティング。昨年6月にムダ巣からしぼった糖度が低いハチミツ(76.5度)のビンを開けるとほんのりアルコールの香りが。試飲するとウイスキーボンボンのような味で、糖度が基準以下だと発酵することを実感。(ハチミツは糖度78度以上が必要。)
「養蜂やってみ隊」のメンバーは毎年4月に更新します。ただいま新メンバー募集中です。興味のある方はお近くの隊員に声をかけてください。最後に今年度の抱負を。ハチミツの採取を昨年の倍増に挑みたいです。
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