社報shinko〜親交〜　2016年09月号

会社参観日の夜、本社のビオトープ（※）にゲンジボタルが光り、飛ぶ姿を見ていただけましたでしょうか？
※ビオトープとは、bio（生物）＋topos（場所）の造語で「生物生息空間」と訳されています。
ホタルは例年6月中旬〜7月に卵を産み、翌年の5月下旬〜6月下旬にかけて成虫になります。成虫となって光り飛ぶ期間はわずか1週間ですが、はかないがゆえに、その姿は私達に自然との共存の大切さを感じさせずにいられないのではないでしょうか。本社のビオトープは全長20mほどの人工の川と池からできており、その場所をホタルの生息地にすべく、自然環境の中で生育に挑戦しています。ホタルを生息させるために、清らかな水の流れが必須ですが、当初はポンプの停止で川がにごったり、水位の変化によりエサである川ニナ貝が1カ所に集まってしまったりすることもありました。2015年8月の淡路移転から、ひと夏を超えてようやくホタルが生息できる環境になってきましたので、来年6月頃にホタルが乱舞する姿を楽しみにしていただきたいと思います。（写真はビオトープのお手入れをしている本社社員です。）