社報shinko〜親交〜　2014年12月号

10月6日〜8日、ドイツ南部のシュツットガルト市Messe Stuttgartで開催された蓄電池や燃料電池、電気自動車に関する展示会に電池製造設備で提携するビューラー社と共同出展しました。同市はダイムラー、ポルシェ、ボッシュなどドイツを代表する世界的企業の本社を擁する自動車産業の都市で、ほとんどの住民は何らかの形で関係していると言われているところです。それぞれのミュージアムは平日でも多くの来場者でにぎわい、市民生活との一体化が感じとれます。郊外の空港に隣接した会場では面倒なくらいの入場管理でドイツを感じました。内容は関連する企業や欧州伝統の研究機関からの出展とカンファレンスが併設する構成で、当社からは古市さん、飯田さん、大畠の3名が参加しました。
欧州製自動車への電池搭載モデルが増えていることで期待された欧州電池企業の出展というより、研究機関の成果展示や電池計測機器の出展が多く、報道から伺えるように当面はアジアからの調達を裏付ける状況を感じました。欧州到着のミュンヘン空港内のロビーでは、話題のPHEV車であるBMW-i8が展示されており期待していたのですが……。日本からの出展は数社に留まり、地元ドイツのヴァイツェンビール（小麦ビール）のような薄い濁りと苦味が残った展示会となりました。
この出展の後、当社メンバーはスイスのウッツウィル市にあるビューラー本社に移動し電池技術の交流と友好親睦を深めました。

ダイムラー出展燃料電池車

出展風景