社報shinko〜親交〜 2012年09月号
ACHEMA 2012 視察記
生産部 執行役員 新田 茂弘
6月18日に日本を出発し、ドイツのフランクフルトで開催されたACHEMA 2012を3日間視察しました。ACHEMA(アヘマ)は3年に一度開催される世界最大の展示会であり、出展内容は化学装置全般と多岐にわたります。今回は世界各国50を超える国と約4000社からの出展がありました。
乳化分散技術研究所®の春藤さんと同行したのですが、まずその規模は東京ビッグサイトが何個もあるほどで、7つの建物と多層階になっているため展示ホールは15を数えます(展示スペース:140,000m2)。初日からとにかく歩いて歩いて15,000歩以上歩き、3日間では50,000歩を超えました。視察はコンペチター各社の攪拌機、周辺使用機器などを中心に行いました。もちろん今回、当社がビューラー社と共同出展した、リチウムイオン電池用電極スラリーの連続製造装置(CDMプロセス)もしっかりとカメラに収めてきました。視察の合間には会場内で開催された「医薬品装置に関する洗浄と汚染防止」というテーマの講演を聴講することもできました。展示方法ではiPadを活用したものが多かったのも印象的でした。
全体的な感想としては、特に中国メーカーの出展数が予想以上に多く驚きました。日本メーカーの出展数は30数社といったところでした。そういった意味で中国の国力というものも感じ、また、日本の優れた技術をもっと世界にアピールしたいという思いにかられた今回の視察でした。
最後になりましたが、貴重な経験をさせていただいたことに感謝するとともに、今後の活動に活かしていきたいと思います。
ACHEMA 2012会場 |
開発用パイロット機のCDM80 |
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