社報shinko〜親交〜　2012年08月号

社報「親交」創刊50周年に寄せて
コクヨ株式会社 代表取締役 副社長執行役員　黒田　康裕様

社報「親交」の創刊50周年を心よりお祝い申し上げます。創刊された1962年といえば、日本が高度成長期を迎えようとする頃です。当時から社内コミュニケーションを重視し、社員の皆様方の元気を会社の活力につなげようと絶え間ない努力を続けてこられたことに敬服する次第です。
古市章前社長とは同じ高校・大学の同窓生でした。高校生の頃から気が合い、以来30年以上にわたってお付き合いしていただきました。互いに忙しい身ではありましたが、何かと理由をつけては会い、経営・経済からプライベートまで様々な話で盛り上がったことを今も懐かしく思い出します。また現古市尚社長には公私共々に親しくご指導いただいており、そのようなご縁から、最近では名古屋オフィスの移転や東京オフィスの一部リニューアル等、貴社のオフィス作りにも関わらせていただきました。送られてくる「親交」の紙面に新しいオフィスが紹介されているのを拝見すると、「少しはお役に立てたかな」という喜びと、「これからどんな風に使っていただけるかな」という期待感で、とてもうれしい気持ちになります。
今後とも、貴社の文化のインフラとしての社報「親交」の継続と発展を、心より祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

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プライミクス社報｢shinko〜親交〜｣創刊50周年記念メッセージ
サントリーホールディングス株式会社　代表取締役副社長　鳥井　信吾様

この度の「shinko〜親交〜」のご創刊50周年、誠におめでとうございます。
プライミクス株式会社 古市章前社長とは、40年近いご厚誼をいただきました。初めて会ったのは私が小学校5年の時。古市家とは家族ぐるみのお付き合いでしたので、先々代の古市修次会長90歳のお姿も覚えています。お得意の手品を皆の前で披露しておられた快活でお元気な姿が、今でも印象に残っています。 現古市實会長とは、伯父のサントリーの佐治敬三元会長、父の鳥井道夫名誉会長が親しくお付き合いさせていただき、私と古市章、古市尚（現社長）ご兄弟と、まさに三代にわたっての厚い友情をいただいています。 古市章さんは大変仕事に熱心で、よく会社の話をしてくれました。製品の技術的なこと、取引先のこと、クレームについて。そして時には、｢サントリーは製品が一般の消費者向けだからいいなぁ。うちは工場がお客様。製造メーカーに製造機械を納入するのは、利益や安定した市場を確保するのがなかなか難しいのだ。｣とよく言っていました。古市章さんのご苦労が偲ばれます。 このように古市章さんの愛社精神は抜群でした。いつも会社のことを思っていました。しかも、会社のこと、仕事のことを語る時は、大変快活で楽しそうでした。
サントリーの創業者鳥井信治郎は「やってみなはれ。やってみなわかりまへん。」と言いました。これは、大阪独特の「企業家精神」です。私は古市章さん、現社長の尚さんにも、この「やってみなはれ精神」を感じています。プライミクス様は、高い技術力とブランドを誇り、世界へ発展されています。古市家三代の「夢」は、永遠に不滅です。

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革新的情報発信型企業、プライミクスの象徴
グラムコ株式会社　代表取締役社長　山田　敦郎様

2005年初夏。東京日本橋にあるグラムコの本社会議室で、特殊機化工業（当時）の役員会が開催されました。他社で役員会が開催されること自体珍しいことですが、その席上、古市實会長、尚社長を含む役員が顔を揃えられ、新社名をプライミクスにすることが決まったのです。当時すでに攪拌機のプロペラや「X」をモチーフにしたロゴはほぼ完成しており、そこでみなさんにご披露したように記憶しています。私たちが誇りに思う一瞬でした。
プライミクスは、ブランディングを駆使し成功されているB2BのNo.1企業です。製品の色を変え、展示会デザインを見直し、立体的襟章を開発し、ゴダイゴのタケカワ氏に社歌を依頼されるなど、正に創造的な展開がなされ、顧客や社員のみなさんの心を虜にしていきました。社報をリニューアルし「shinko」ロゴを開発したのもこの時でした。とはいえ、当初からの「親交」の筆文字も透けてみえるようにし、継承しながら進化する老舗としての伝統もしっかり守られているのです。
プライミクスが素晴らしいのは、日々革新の姿勢に加え、情報発信を重視されているところです。社報はその象徴ですが、同社のウェブも活発な情報発信拠点となっています。また、既存メディアにも積極的に露出され、中国はじめ世界で、プライミクスは話題を振り撒き続けているのです（今回のビューラー社との提携にしても然り）。この機会に、益々のご発展をお祈り申し上げる次第です。

グラムコは日系最大の専業ブランディングファームで、当社はブランド戦略からCIデザインまでグラムコさんにお世話になりました。
URL：　http://www.gramco.co.jp