社報shinko〜親交〜 2011年11月号
ベストプライミクス賞 褒賞旅行記 in シドニー
乳化分散技術研究所® 埼玉研究室 加藤 恭平
9月4日〜9月8日の5日間、社団法人日本食品機械工業会が主催する世界食品事情の視察研修に、各食品機械メーカーより総勢12名で行ってきました。研修先はオーストラリアのシドニーです。南半球のため季節が日本と真逆、春になろうかという時期で気温は20℃位。とても過ごしやすい陽気でした。
研修中はシドニーに滞在し、そこからバスで、1.「FINE FOOD AUSTRALIA」(年に一度シドニーとメルボルンにて交互で開催されるオセアニア地区最大の食品・飲料・関連商品の専門見本市) 2.ブルーマウンテンズの日本人が経営する和牛生産牧場「ベルツリー・オーストラリア」 3.食の安全、適正な表示を管理するニューサウスウエールズ州の政府機関「NSW Food Authority」 4.大型ワイナリーの「ハンターバレーリゾート」等、様々な場所を訪問しました。片道どこへも約200km、やっぱり広いです!
和牛生産牧場では、経営者の方から、オーストラリアでは生まれた牛は電子チップにより履歴、生産者情報が記録され常に個体識別ができるよう厳正に管理される等、食肉事情のお話があり、実際に牛がどのような過程を経て飼育されるのかを見せていただきました。和牛の育成には数世代かかり、オーストラリアで本物のおいしい和牛を広めるという熱意にとても感銘を受けました。またワイナリーではワインの知見、および味比べのテイスティング方法を教わりました。やり方は、グラスを傾けて色や透明感を見る。片方ずつ両方の鼻の穴で匂いを嗅ぐ(場合によっては香りを強めるため手で蓋をしてシャッフル)。少量を素早く飲み込み、最後はすするようにして口の中で味わう、です。(私はこういう風に教わりました!)。教わったおかげで、ワインの違いがわかる大人に一歩近づけたような気になりました。訪問した研修先はどこも興味深く勉強になりました。とても充実した5日間でした。
今回行ったシドニーは、世界三大港に数えられる通り、オペラハウスと複雑に入り組んだシドニー湾との景観は実に見事でした。食事もフィッシュ&チップス、オイスター、オージービーフと非常に豪華でおいしかったです。この研修では、参加者の皆様には大変お世話になりました。また今回経験したことはこれから業務をするにあたり大きな財産になると思います。この様な機会をいただくことができ、皆様には心から感謝いたします。どうもありがとうございました。
HOME > 最新情報 > 社報shinko〜親交〜 > 詳細