社報shinko〜親交〜　2010年04月号

私は平成12年から9年間、地元大阪府豊中市の消防団員として活動しています。入団動機は近所のクリーニング屋の方が消防団員をしておられ、消防士とほぼ同じことをすると聞き、私自身が少しでも地域にお役に立てるならと思い入団を決意しました。火災や災害発生時の緊急対応以外に、月次定例会、出初式参加、地域の消火栓点検、技術訓練大会参加、規律訓練、救命講習受講、歳末警戒、予防啓発活動などがあります。また地域の自治会等の依頼を受け、運動会での放水実演などもします。火災が発生すると24時間いつでも、火災発生地域にある消防団員の携帯電話に一斉に「呼び出し君」というシステムから電話が入り、「火災、出場指令！」という自動音声が流れます。これを聞くや、直ちに地元の屯所と呼ばれる場所に集合し、消防車に乗って火災現場に向かいます。最近では年に5〜6回ぐらい出場指令がかかります。小火などの場合、現場に向かう途中で鎮火の連絡が入り、そのまま引き返すこともしばしばです。火災現場では、消防署の指揮下のもとで消火活動をします。「市民の生命と財産を守る」これが消防士、消防団員の使命です。仕事以外にも地域貢献活動に参加でき充実を感じます。

写真：豊中市消防団桜塚分団のみなさん