社報shinko〜親交〜 2009年04月号
CSR活動報告:理科実験プロジェクト報告〜溶けにくい粉をミキサーの力で〜
マーケティング本部 経営戦略室 侯 穎
昨年に続き、子供の理科離れを防ぐことを目的に大阪商工会議所が大阪市教育委員会と連携して行う「理科大好き"なにわっ子"育成事業」に参加しました。この事業は、関西にある企業の技術者や専門家が教壇に立ち、理科の実験授業を行うものです。
2月16日、大阪市住之江区にある加賀屋東小学校にて、社員12名で「もののとけ方」の授業を行いました。授業は5年1組、2組、3組と3回行い、計104名の小学生が参加しました。当日は朝8時に小学校に到着、すぐに授業の準備に取りかかりました。機器のセッティング、点検、実験器具などの配布の後、白衣に着替えて元気な小学生を待ちました。「どのような子だろう?どのように話しかけたら色々話してくれるだろう」と不安で胸をドキドキさせていました。授業が始まり、小学生が元気よくわいわいと教室へ入ってきました。担当先生の号令に従って元気なあいさつの後、授業開始です。
今回は昨年の授業内容をパワーUPし、「水に溶けやすいPVA」と「溶けにくいCMC」の2種類の粉が水に溶ける状態の比較を実験内容としました。PVAは水に溶けると水のりになります。CMCはミキサーで混ぜることによって、白いダマがなくなり、透明の粘性をもった液体に変わることで、溶けにくいものがどのように溶かされているのかを知ってもらいました。また、日常生活にあるCMCを原料に含む商品を紹介したり、当社のミキサーで作られた商品を紹介したりして、ミキサーの役割や技術の高さを説明しました。
最後に、工場にある機械の大きさを知ってもらおうと、原寸大の写真をパズルにし、この日みんなで作った水のりを使って貼ってもらいました。パズルのピースを持って真剣に考えている小学生の顔を見て、私達はほっとしました。理科実験プロジェクトの実施によって、小学生に理科の素晴らしさを伝えられたと実感できた瞬間でした。
理科実験プロジェクト終了後、社員のミーティングでは、「小学生とコミュニケーションがよく取れました」「意外に緊張感がなくて楽しかった」「小学生の身近にある商品が当社のミキサーで作られていることはすごいと共感しています」などの感想がたくさんあがりました。
今回参加していただいた社員のみなさん、ありがとうございました。次回の理科実験プロジェクトはもっとたくさんの社員に参加してもらい、小学生と一緒に混ぜることの楽しさを分かち合いたいです。
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