社報shinko〜親交〜　2009年02月号

12月5日、本社淀川工場において、社団法人日本粉体工業技術協会 湿式プロセス分科会が開催されました。国際粉体工業展の主催団体である同協会には、産学官連携により19の分科会が設けられています。なかでも湿式プロセス分科会は、湿った粉体を扱う数少ない分科会であり、「液中における微粒子・超微粒子の挙動」をキーワードとして活動されています。その活動の一環として、今回当社に来訪されました。

当日はまず、コーディネータの京都大学大学院教授 東谷先生より「液相微粒子の凝集・分散と表面ミクロ特性」について、そして当社からT.K.フィルミックス®の「薄膜旋回型攪拌による乳化・分散応用事例」についてと2テーマの講演後、東谷先生と副コーディネータの岡山大学大学院教授 後藤先生のリードにより、レベルの高い議論が交わされました。その後、工場で組立中の55kWのT.K.フィルミックス®や、300Lの真空乳化機、そして乳化分散技術研究所®と電池デバイス対策部 PEACEのテスト設備などをご見学いただきました。

分科会の皆様にとって、有意義な一日であったことを願っております。もちろん、当社技術者にとっても、よい勉強の機会となりました。この場をお借りし、同会幹事の皆様にお礼申しあげます。

写真：東谷先生のご講演の様子