社報shinko〜親交〜 2008年04月号

CSR活動報告:理科実験プロジェクト実施報告

マーケティング本部 経営戦略室 侯 穎

約半年間をかけて準備した理科実験プロジェクト。この企画は、次代の産業を担う子どもたちの理科への関心を高め、理科離れを防ぐことを目的に、大阪商工会議所が経済産業省の平成19年度「理科実験教室プロジェクト」を受託して大阪教育委員会と連携して実施しているものです。当社は小学校5年生の「ものの溶け方」に関する単元の発展的授業を担当することになりました。初めての取り組みということで、生徒の反応がとても心配でしたが、予想以上に興味を示してもらうことができ、さらに参加したメンバーみんなが元気をもらって終了することができました。メンバーに参加直後の感想を聞いていますのでご紹介いたします。

講師を務めてくれた乳化分散技術研究所®の春藤さん、下田さん「時間内におさまるか心配でしたが、みんなの協力でうまくいった。わかりやすい言葉で話すのって難しい。」「一番の感想は『楽しかった』です。最後に『また来てね、絶対覚えておいてね』と言われたのはうれしかった。」
直前に突然メンバーとして参加していただいた生産部の水留さん、電池デバイス対策部 PEACEの金澤さん「子どもたちがミキサーに興味を持ってくれて面白かったと言ってもらい、やってよかった。」「溶かすことに小学生が興味を持ってくれるとは思わなかったので意外だった。」
品質保証室の田中さん「わりとおとなしい小学生で安心しました。自分も理科が好きだったので、今回の実験は楽しめました。」

生産部 西原さん「攪拌のビデオを見てもらった時には、自然に驚きの声が出ていたのでよかった。」
本社営業部 大橋さん「子どもと接することで新鮮な気持ちになれて、疑問を持つことの重要さを再認識しました。」 生駒さん「子どもたちの興味の持ち方に驚きました。」
技術部 喜入さん「イメージしていたより、子どもが関心を持って実験に参加してくれたので、こちらも楽しく過ごせた。また参加したいです。」 岡山さん「子どもたちは冷めているものと思っていましたが、話もよく聞いてくれて、反応もよかった。」
執行役員の松田さん「子どもは色々な発想をするものだと改めて感じた」 中川さん「子どもの好奇心あふれる目と真剣な目に、自分が子どもだった頃を思い出した」

理科実験プロジェクトが発足した昨年8月、「ものの溶け方」というテーマについて乳化分散技術研究所®のみなさんと話し合ったのですが、最初は「ものが溶ける……10歳の子どもへ教える……どうしたらいいのか……」と、みんなとても難問に感じていました。私も休日には親戚の同じ年の子に「どのようなものを溶かしたら、興味があるの?」と聞いたりして案を考えました。そして11月末に、手では溶かしにくいCMC粉末の増粘剤を使って授業を考えようということに決定。12月初旬、不安を抱えながら学校の先生と初めて打ち合わせをしました。そのとき先生から、「ぜひ、白衣着用の研究員の姿や作業着の格好で、会社の技術のすごさを見せて生徒を驚かせてください!」とのお言葉をいただき、とても励まされ、不安が楽しみに変わっていきました。


授業で「攪拌機はすごいんだ!攪拌機を使って、おうちでカルピスを混ぜよう!」と無邪気な発想をする小学生とともに、私たちは心から笑うことができました。感想と同時にメンバーには「もし小学生に戻れるとしたら、今回のような授業を受けて"理科が大好きな子"になれますか?」と質問をしたところ、全員がYesと回答してくれました。本当にこの企画を成功させることができたと実感でき、とてもうれしく思っています。
最後に、理科実験プロジェクトの準備にご協力してくださった乳化分散技術研究所®、生産部、東京支社のみなさん、一緒に授業を成功させてくれたメンバーのみなさんに、心よりお礼申しあげます。

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