社報shinko〜親交〜 2007年04月号
CSR活動報告:母校、海老江西小学校で戦争体験を語る
会長 古市 實
昨年、6年生の授業で戦争体験を語りましたが、本年は2月23日の5限目の授業で卒業生が5人招かれ、4〜5人ずつの5グループに分かれ、戦争中の在校時代の体験談を語り合いました。私が最も古い卒業生で、次が戦時中の在校生だった70代の方々でした。
まず、昭和3年に海老江西小学校に入学してから軍隊に入るまでの経緯を話し、次に陸軍近衛歩兵部隊から宇都宮飛行学校に入隊し操縦士官になったこと、飛行訓練の模様、鹿児島の知覧特攻隊の話、特攻機の輸送中の故障で海軍航空隊(現北朝鮮の元山)に不時着をして命拾いしたことなどをお話しました。
生徒の関心事は、「どうして特攻を志願したのか?」「死を覚悟していたか?」「爆弾、焼夷弾の構造と威力」「日本軍の戦力はどうであったか?」「両親とは軍隊にいるとき連絡がとれたのか?」などの質問がありました。「最後に生き残ったのが本当にありがたいことで、両親に感謝しています。みなさんも常に感謝の気持ちを忘れずに頑張ってください」と子供達に伝えました。時間もオーバーするほど、子供達と語り合え、貴重な時間を過ごせました。
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