ニュースリリース
新年のごあいさつ
2013年01月07日 プライミクス株式会社
代表取締役社長 古市 尚
皆様、あけましておめでとうございます。
弊社では昨年4月から新たな中期経営計画MOVEに取り組んでいますが、その中の重点施策であるグローバル化戦略では、スイス企業との提携、ソウル近郊に韓国企業との合弁企業の設立、そしてプライミクス シャンハイの移転を完了しました。スイスには電極板スラリーの連続製造システムCDMプロセスの来社テスト設備も完備しました。北米市場にも今年の前半には同等の設備をニュージャージー州に完備する予定で、ヨーロッパ、北米共に来社テスト体制や販売、受注体制が整います。
韓国では韓国政府が国内メーカーの設備使用率を高めることを推進していますので、それらに対応するために、韓国で受注し、生産(合作)する体制を確立しました。それと同時に韓国の医薬品業界、化粧品業界など電池関連以外の業界にも販売を強化して参ります。中国の現地法人は対日批判に対する不安は大きいものの、今後の成長を考えると簡単に撤退するわけにはいきません。また、弊社の重点顧客には外資系企業も多いことから、この時期にあえて投資を行い、新工場に移転し生産、来社テスト体制を増強し、中国での第二ステージへチャレンジします。
今年からは日本、中国、韓国それぞれの国のリーダーが変わり、アメリカはオバマ大統領が再選されたことでグリーンニューディール政策も再燃することと思われます。それらリーダーの変化が暗雲の中でもがいている我々日本企業を良い方向に向かわせてくれることを願っています。
昨年末のグリーティングカードでは「常山の蛇勢」ということわざを引用させて頂きました。今年はその言葉の通り、巳年にちなんで常山の蛇のごとく、組織のトップから末端までが連動して動き、隙のない体制で中期経営計画MOVEを推進する所存です。今年一年が皆様方にとって良き年であること、日本経済が上向きになることを祈念すると同時に、今年も引き続きステークホルダーの皆様にご協力賜りますようお願いして、新年のご挨拶とさせていただききます。