社報shinko~親交~

IFSCC 発表報告

乳化分散技術研究所®

残念ながら、10月に横浜で行われるはずであった化粧品学術大会IFSCC Congress 2020は、新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインのバーチャル開催となってしまいました。今回当社はポスターセッションで発表しました。タイトルは “Distinct improvement in UV light protection properties by TiO2 dispersion using thin film spinning technique”。内容は、ナノサイズの微粒子酸化チタンの分散にフィルミックス®を使うと、その日焼け止め効果(SPF)が急激に高くなるというものです。従来のホモミクサー MARKⅡとの比較のために、いろいろな日焼け止めクリームを試作してSPFを測定したところ、フィルミックス®を使って30m/s以上の周速で回すことにより格段にSPFが上がることがわかりました(グラフをご参照ください)。この条件を選べば、ノンケミカルでも少量の紫外線散乱剤で日常生活には十分な日焼け止め効果が得られるのです。
現在、この研究をさらに進めて、周速30m/sという速度はどういう意味を持つのか?これを境に何が起こっているのか?ナノ粒子の分散に適した液流動はどういうものなのか?ということを検証しながら、フィルミックス®のさらなる進化を追及しています。

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