社報shinko〜親交〜　2021年01月号

11月10日、第22回 攪拌技術セミナー Mixing Vision 2020を開催しました。日々新型コロナウイルス感染症に関する報道が飛び交う中、本セミナーも初めてのオンライン開催とすることで実施につなげることができました。例年実施している研究開発活動のご紹介や製品展示ができない分、講演間に流すCM動画を工夫するなどして、本番に向けた準備をしていきました。当日は初挑戦という独特な緊張感の中で、リアルタイム配信への臨機応変な対応が求められましたが、スタジオをお借りしたサムシングファン様のお力添えもあり、プロ仕様の充実した設備環境の中で安定した配信をお届けすることができました。
今回は、神戸大学大学院の水畑穣先生より「多孔性材料におけるイオン電導〜電気化学デバイス内の電解液は通常の（バルク）電解液と如何に異なるか？〜」、関西大学大学院の山本秀樹先生より「溶解度パラメータ（HSP値）を用いた微粒子・ナノ粒子の凝集・分散性評価〜Hansen溶解球の応用による微粒子表面のHSP制御技術〜」、株式会社明治の神谷哲先生より「食品をより良く『混ぜる』ための新しいチャレンジ〜CAE活用による性能評価、スケールアップ、装置・運転条件の最適化事例〜」というタイトルで3名の方々にご講演いただきました。貴重な講義内容はもちろん、全国からアクセスいただける仕組みも含め、多くのよい反響をいただくことができました。今後もこうした取り組みを通して、攪拌に関する課題を解決していけるよう精進してまいります。このたびはご参加、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

水畑先生と

神谷先生と

ライブ配信スタジオ