社報shinko〜親交〜　2020年09月号

ISO9001:2015（品質マネジメントシステム）およびISO14001:2015（環境マネジメントシステム）の第一回維持審査が6月22日〜23日に行われました。今回、審査員の方による指摘の中から、環境側面についての考え方を記載したいと思います。

現在「環境影響評価表A」を使用し環境側面はいずれも有害な環境影響をおよぼす側面を中心に特定されている。その結果として著しい環境側面は「該当項目なし」との評価につながっていた。見方を変えて、活動そのものが持っている環境側面から有益な環境影響をおよぼす環境側面についても抽出し、環境影響評価の結果から改善テーマを抽出されることへの余地があるとの指摘を受けました。

環境側面とは、企業や組織が製品の製造やサービスの提供など活動を行った際に環境に対して何かしらの影響を与える可能性があるものを言い、有害なものと有益なもの、どちらも含みます。環境を少しでもよくするために、このような見方も加えることを検討していきましょう。