社報shinko〜親交〜　2020年04月号

1月28日〜2月1日まで一般社団法人 日本食品機械工業会の「ロシア食品事情等視察ミッション」に参加させていただきました。行く前は気温が−15℃くらいになるという情報があったので覚悟を決めて参加したのですが、行ってみると風はなく、滞在時の最低気温も−5℃〜1℃と空気は冷たいので寒いですが思ったほどではありませんでした。最近は暖冬の影響で雪は降るけれどさほど積もらないのだそうです。
現地企業の視察では食肉加工工場を訪問しました。ロシアでも最大手で、今回このミッションに参加されている企業様のはからいで見学させていただくことができました。豚の屠殺から食品の生産までを一貫して行っているフルリサイクルのプラントで、ロシア特有の行政事情として行政の動きよりもビジネスのスピードの方が早く、同工場の建設がほぼ完成してから建設許可がおりたという説明もありました。見学の後にソーセージやハム、豚肉のステーキ等、自社商品の数々を提供していただき、昼食としておいしくいただきました。またUpakovka 2020の見学では、ロシアならびにCIS諸国を代表する加工、包装業界専門の見本市ということもあり、多くのパビリオン、来場者でいっぱいで、様々な包装機械、計量器、印字機等が展示されていました。ロシア・CIS諸国市場でのビジネス拡充、あるいは参入のきっかけとしても有益の場となっているようです。視察の最後には世界遺産クレムリンや赤の広場、ウスペンスキー聖堂などの歴史的建造物も見学することができました。
今回17名の色々な職種、立場の方々と異国の地で旅をさせていただき、大変お世話になりありがとうございました。現地での様々な驚きや発見を通して自身の考え方や知見が広がり、人として成長できたと確信しております。プライミクスの皆様よりこのような素晴らしい機会を与えていただきまして、本当にありがとうございました。