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今回より新企画として、メンテナンス方法のワンポイントアドバイスを
紹介していきます。それでは、第1回目は「Vリング」についてです!
早速ですが、みなさん「Vリング」をご存知でしょうか。
弊社製品のホモミクサーMarkll-2.5型やホモディスパー-2.5型等の50リットル処理以下の小型機のシャフト部についている、円になっているゴムです。 このVリング、小さくても重要な効果を持ち、また、つける位置によっては故障や磨耗粉混入の原因ともなってしまうのです。

●Vリングの効果●
ベアリングケースへの水滴や処理物、ごみの混入を防ぐ。
ベアリングケースに水分(処理物)やごみが入ると、ベアリングの錆びや焼きつきにつながり、故障の原因となります。 Vリングはそうした不要物の混入を防ぎ、長く製品を使う手助けをしてくれるのです。
しかし、気をつけていただきたい点が一つ、 それはVリングの位置です。
弊社取扱説明書には;
「Vリングとベアリングケースの接触によるベアリングの発熱や磨耗粉の発生などを防ぐため、運転時はベアリングケースより1〜2ミリ隙間をあける。」
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とありますが、弊社サービス部によりますと、実際にお客様より修理返却される製品のVリングはベアリングケースと接触した状態のものがほとんどで、 接触したままで高速回転させているため、磨耗により擦り減っていたり変形していたり、ベアリングケースに焼きつきの跡が残っているものが多いのだそうです。

知らず知らずのうちにVリングがベアリングケースと接触し、
磨耗粉が処理液へ混入している恐れがあります。
今すぐお持ちの攪拌部をご覧になって、Vリングの状態を 確認してみてください。
みなさまに製品を安全に長く使っていただくため、 Vリングの位置が「ベアリングケースより1〜2ミリ下」に
あるかどうか、日常的にご点検いただくことをおすすめ いたします。 |
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