Today's Notables 2007年03月

中国におけるブランド戦略

代表取締役社長 古市 尚


プライミクスの100%子会社である、中国の上海藤凱鼎和机械有限公司(上海ティー・ケー・プライミックス)も早いもので設立から2年半が経った。まだまだヨチヨチ歩きのステージであることには違いないが、現地日系企業数社からお仕事をいただくこともでき、少しずつ会社の体をなしてきたところである。

上海ティー・ケー・プライミックスを設立した当時は、まだプライミクスも社名変更前であり、実はブランド戦略ということも頭になかった。しかしながら業務革新を推進する上で社名変更が必須なものだとは感じており、社名変更の4年前には社名となるPRIMIXを決定していた。そして、その当時は特殊機化工業のトレードマークでもあり、愛称でもあったティー・ケーを残すつもりでいたので、上海の会社名もそれに準じて、「上海ティー・ケー・プライミックス」と名付けたわけである。

特殊機化工業の社名変更に関しては会社名も決まっていたし、あとはデザインだけと思っていた頃に、偶然にもブランド戦略の大御所であるグラムコの山田社長と知り合うことができた。知人からの紹介ではあったが、紹介してくれた人は当社が社名変更を計画していることなど知らなかったので、かなりタイムリーな出会いだった。山田社長と知り合ってブランド戦略の話を聞き、目から鱗が落ちるとともに、素人考えで進めてはならないものだと痛感し、グラムコにご指南いただいたわけである。その結果としてティー・ケーを会社名に残すことは社名変更の効力が落ちることだと知り、カタカナ表記のプライミックスでは表現が弱く感じ、プライミクスと表記することになったわけである。

日本国内ではプライミクスという新社名も、1年以上が経過してすっかりと定着した感がある。それに加え、上海の方は設立以来総経理を勤めていた植村が副董事長に、そして現地で雇用した王承節が総経理に昇格し、日本からは、昨年11月に当社の設計部門ではトップクラスの人材を送り込んだことなどの背景もあり、上海ティー・ケー・プライミックスも社名変更することとした。新しい社名は中国語表記が上海譜莱密克司机械有限公司、そして英語表記は PRIMIX SHANGHAI となる。
今年の展示会ではプライミクス上海製の標準機も展示予定で、今後は更にプライミクス上海の持ち味を生かした展開を考えている。

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