社報shinko〜親交〜 2020年12月号

親交700号を迎えて

取締役会長 古市 尚

このたび、社報shinkoが700号を迎えられたことを大変嬉しく思います。父親である故古市實が専務だった時代に社内報としてスタートさせたものですが、現在は7,200部を印刷し、約6,800部をお客様にお送りさせていただいております。何より誇りなのは昭和37(1962)年9月1日に発刊されて以来、58年4カ月の間、発行されなかったり発行がずれたりする月は一切なく、必ず毎月発行されたことです。一度も途切れていないために、少なくともこの58年間の何月にどんな出来事があったのかが明確にわかり、90周年史作成にも大いに役立ちました。代々発行に携わっていただいた方々には大変なご苦労があったと思いますが、その努力に心から感謝申しあげます。

「親交」は子どもの頃からいつも家に置いてあり、子ども心に父親が何をしているのかという興味から、時々「親交」を読んでいました。また、私が大学を卒業して社会人になったのが、当時子会社のティー・ケー食品機械(現エフ・エム・アイ)でしたので、子会社の社員として社報委員になったり寄稿をしたりしていました。そしてエフ・エム・アイを退社後、13年間のブランクはありましたが、兄の他界により2001年2月に当社の経営に携わることになりました。従って、私と「親交」のかかわりは私の人生の大半を占めているわけです。当社に入社後のあいさつ回りではお客様に会うたびに「いつも社報を送っていただいてありがとう。読ませてもらっているよ。」というお言葉をいただき、その様な方々に当社が支えられているのだということを実感しました。お客様からいただいたありがたいお言葉から「親交」だけは絶対に続けなければならないと感じ、続けるためには興味をそそるデザイン、紙面にしようと副社長に就任早々紙面を一新しました。縦書きから横書きに。右綴じから左綴じに。白黒からカラーへ。B4サイズからA3サイズへ。そしてヘッダーのデザインは祖父手書きの「親交」を残しつつ、当時私が購読していたアメリカのNation’s Restaurant Newsに影響を受けBlending Science Networkとしました。 その後、日系最大の専業ブランディングファームであるグラムコのコンサルティングを受け、2005年11月に会社名を変更したわけですが、その際にブランド戦略全体を見直し、2006年12月号から現在のデザインとなりました。ブランド戦略は大きくインターナル(内的な)ブランディング、エクスターナル(外的な)ブランディング、インタラクティブ(相互的な)ブランディングに分けて活動していますが、shinkoはその3つのブランド戦略に大いに役立つツールとして活躍しています。

今年5月より当社は月島機械の100%子会社になったわけですが、月島機械には上場企業にふさわしい、素晴らしい社報があります。今後shinkoがどうなって行くかは後継者にお任せするわけですが、長年にわたって積みあげてきたこの素晴らしい努力をどのような形でも承継していただきたいと念じています。また、最後になりましたが長年にわたり、お読みいただいている方々にこの場を借りて厚く御礼申しあげます。

親交バックナンバー
最新情報
ニュースリリース
展示会情報
メディア掲載情報
社報shinko〜親交〜
Today's Notables

HOME > 最新情報 > 社報shinko〜親交〜 > 詳細

ページの先頭に戻る