社報shinko〜親交〜 2012年12月号

プライミクス/ユンスン株式会社 設立

代表取締役社長 古市 尚

中期経営計画MOVEの重点施策である「ドメスティック企業からグローバル企業へMOVE」の第二弾として、韓国現地法人設立がこのほど実現しました。韓国には2005年に連絡事務所を開設。その後、韓国人の現地社員がお客様とのコミュニケーション向上に大きく貢献し、業務はかなりスムーズになり、この数年韓国企業との取引は拡大していました。そして、さらにメンテナンスの充実や新たなニーズの掘り起こしなどを目的として、現地法人の設立を模索していました。しかしながら、現在の円高、ウォン安の情勢では日本からの輸入品は厳しい競争にさらされるばかりで、乗り越えなければならない問題も多くありました。そこで、韓国に工場を持つことも考えたのですが、投資対効果などを考え、この数年間はパートナー企業を探していました。

現プライミクス シャンハイの松田や技術部の浅沼が何社もの韓国企業を訪問するなどの調査を繰り返し、ユンスンという信頼できる企業と出会うことができました。その後、ユンスンと話し合いを重ね、お互いがWIN WINになれる可能性を確認しましたので共同出資の形で会社を設立することとしました。新会社の社長に就任いただくのは、ユンスンのオーナー社長の息子さんである朴 治泳さんで、韓国の大学を卒業した後に、慶應義塾大学大学院経営管理研究科の修士課程(MBA)も卒業されていて、日本語はペラペラでしっかりとした考えを持った経営者です。資本金は3億ウォンとし、出資比率はプライミクス55対ユンスン45としました。ユンスンは製缶が得意でバイオ企業などに多くの販売実績を持っています。

今後の戦略としては、当社がまだ十分に営業活動ができていない韓国内の医薬品業界、化粧品業界、食品業界などに研究用の卓上機を販売し、そこから生産機の市場にも切り込みたいと考えています。もちろん、今までの重要顧客であるリチウムイオン電池業界にもサービス体制などを充実し、顧客満足を高めることも重要な命題としています。中期経営計画では当社の数種類の機種のライセンス生産も計画しており、プライミクス、プライミクス シャンハイプライミクス/ユンスンの3社の強みを生かし、補完し合って生産し、各拠点での競争力を高めることを標榜しています。


朴治泳代表(前列左)と古市(右)

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