社報shinko〜親交〜 2011年04月号

CSR活動報告:理科実験プロジェクトへの参加報告

マーケティング本部 経営戦略室 侯 穎

毎年一番寒い時期になると、社内で「理科大好き“なにわっ子”育成事業」(理科実験プロジェクト)活動が活発化し、社内温度がちょっと上昇します。小学生の理科離れを防ぐことを目的にして行われるこの活動も今年で4回目となりました。

2011年2月7日、大阪市平野区にある喜連北小学校にて特別授業を行いました。11名のプロジェクトメンバーが朝8時に学校の前で集合。その後、直ちに器材などを理科室までに運びました。4回目の実施といっても、やはり胸はドキドキ。「今年の5年生はおとなしい子が多いかな」「やんちゃな子が多いかな」と色々想像していました。今回は古市さんも朝8:30から一緒に特別授業に参加しました。
8:50から授業がスタート。2回の授業で65名の小学生に参加してもらいました。授業内容は、まず「溶ける」ことの重要さを教えて、「水に溶けやすいデンプン粉」と「水にとけにくいCMC粉」の比較実験を中心にして進めました。この2つの粉は水に溶けるのですが、溶け方が違います。デンプン粉は簡単に溶けるのですが、CMCは水に入れると、水面でダマになってしまい、溶かすのは非常に難しくなってしまいます。そこで、ロボミックスを使って、一瞬でCMCのダマを均一に溶かせることを見てもらいました。「ミキサーはすごい、何でも混ぜるよ」と小学生が喜んでくれるのは嬉しい瞬間です。でも今回は溶けるには限度があるという実験も行いました。塩の実験では1.5L水に800g塩を投入すると、ミキサーを使っても、溶けないことを体験してもらいました。90分ぎっしりの授業は楽しくてあっという間に終了となりました。

世の中にあるたくさんのものは簡単に溶けないものも多いのですが、溶かすことは楽しいと感じてもらえたと思います。また、教えながら溶かす難題を解決することが重要な使命であると私たち社員も再認識する機会となりました。プロジェクタリーダーとして、今後もこの企画を続けていきたいと思っています。来年も、理科実験プロジェクトへみなさんのご参加、楽しみにしています。

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