社報shinko〜親交〜 2009年10月号

会長レポート:英国の旅 その2 〜オックスフォードとシェイクスピア〜

会長 古市 實

2008〜2009年度の国際ロータリー年度は、毎年7月1日から翌年6月30日の1年間であり、今回は第100回の記念すべき大会を英国バーミンガムで開催されることが、2年前の米国ソルトレイクで行われた第98回国際大会で決められた。会長もその大会で決まり、韓国ソウルの漢江ロータリークラブの李東建さんが1年間の成果を発表されたのであった。大会の公式行事は6月21日から4日間であり、第1日目は開会式があり、参加国の紹介に始まり、参加国国旗が次々と入場し、引き続き英国国歌斉唱と韓国国歌が斉唱されて開幕した。期間中様々な分科会があり、世界平和、青少年教育、国際奉仕、社会奉仕などの問題を中心に論議が交わされたのである。私達のグループは、前日の午後バーミンガムに着いて小憩後、バスで早速国際会議場に行き、登録記章と書類を受け取り、「友愛の家」という各国のロータリー会員、家族の集まる大ホールに立ち寄って友情を交わした。

バーミンガムはロンドンから直行の航空便はないが、汽車で2時間余りのイギリス第2の大きさを誇る豊かな工業都市である。ウエスト・ミッドランド州にあり、産業革命の際に発展し、現在も鉄鋼や車輌、機械などの製造業が盛んな工業都市である。第2次世界大戦中に街の大部分が破壊されたため、現在では近代的なビルが連なり、都会的な雰囲気に満ちている。街の中心は東西に延びる新しい道路で、ここから延びる道のほとんどは歩行者天国になっており、様々な店が軒を連ねる活気のある地域となっていた。食事については「イギリス食はいまひとつ」と言う話をよく聞かされていたが、そんな感じは一度もなかった。ビュッフェスタイルで世界中の料理が楽しめるようになっており、独特のじゃがいも料理も多数見受けた。

滞在期間中の1日をバスでオックスフォードとストラトフォード・アボン・エイヴォンに観光に行った。英国最古の学園都市オックスフォードの歴史は12世紀にさかのぼり、現在も37を超えるカレッジが学街の道を究めている。700年頃に現在のクライスト・チャーチカレッジの場所に修道院ができてから、周辺が発展した。集落に牛の渡し場があったことから爛ックスフォード瓩量召付いたと言われている。学究都市としての歴史も古く、13世紀には世界最古の大学である「マートン・カレッジ」が創設された。現在は人口約13万4千人のうち約1万6千人が学生という文字通りの「学問の街」である。アカデミックな雰囲気が色濃く、深い落ち着いた感じであった。日本の皇太子殿下の留学でも注目を集めた、世界で最も古いカレッジとして1264年に創設された「マートン・カレッジ」も見ることができた。大体2キロ四方に納まっているため、徒歩で約2時間、伝統あるカレッジの街を楽しんだ。

昼食の後バスに乗り、ストラットフォード・アボン・エイヴォンの街へ約1時間のドライブで到着した。風光明媚なコッツウォルズの入り口にあり、のどかな田園風景が広がる。この田舎町に世界中から観光客が集まるのである。劇作家で有名なウィリアム・シェイクスピアの生家が保存されているからである。16世紀半ばにこの街に生まれ、その後ロンドンで数々の名作を残し大成功を収めた彼は、この街で晩年を過ごし、永遠の眠りについた。街は穏やかに流れるエイヴォン川の西岸にあり、中世の雰囲気をそのまま残したような木骨組の白壁の落ち着いた生家である。その後、妻のアン・ハサウェイの家も訪れ、コッツウォルズ風のコテージが美しく、ガーデンも散歩した。

今回の訪英は久しぶりに各地の名所、旧跡を廻って、各地方の生活様式を学ぶことができた。特にどの街も樹木が多く、独特の安らぎを感じた。近代文明の大半をわが国は英米に学んでいるだけに、質素ながらも豊かな暮らしのできる日本の再建のため、すべきことの多さを感じたのである。

写真:オックスフォードにて

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